Chap.1 Christian Astrology P135〜
質問者から提出されたこれらの質問に関する占星術的判断
訳 : ほ う じ 茶

チャート出力 StarGazer for Windows by Delphi

ホラリーチャート 1632.3.14 PM2:15 おそらくロンドン
Jupiter day Mars hour ASC Leo23.27 MC Taur10.00


1, 彼は長生きできる?できない?
2, 彼はどこに住んだら開運できる?
3, 人生において最高の時期は?
4, 過去、彼の身に起こった出来事
5, 未来に彼の身に起こるであろう出来事は?
6, 具体的な時期を見るには


その4「過去、彼の身に起こった出来事」

詳細な、もしくは微に入り細に渡るような鑑定はそういつもいつも出来ませんが、今回のチャートにはかなり根本的な部分が出ている様に見受けられます。
私はまず初めにASCLである太陽がアスペクト通過していった惑星達に着目しました。もし手元にその年の天文歴があるならおわかりの通り、太陽は最近まで魚サインを移動しておりましたが、そのサイン内で最初に火星とコンジャンクションを作り、次に土星と90度のスクエアを形成し、最後に木星とのセクスタイルを通過しました。

このチャートでは火星は4室のロードになっており、土地を意味しています。火星は8室にあり、この部屋は妻の財産を意味します。よって私は彼が土地の問題、寡付給与(夫の死後、妻の財産に帰するように定めた動・不動産)、妻もしくは恋人の財産(持参金もしくは分与産)等の諸問題に悩まされただろうと観ました。月は、8室にある火星とアプライのオポジションを取っているため、私は上記の読みをより確信しました。月は質問者にとっての財産を表す室、すなわち2室にあり、喧嘩やもめ事がお金もしくは2室によって管理されるそのような類の事柄によってもたらされる暗示です。
(そしてこれは全て事実でした)

次に太陽が質問者の妻を意味する土星との90度を取りましたので私は彼に、ご夫婦の間で大きな諍いがあったのではないかと告げました。妻を表す土星はパート・オブ・フォーチュンのディスポジターですので、奥様は自分の財産を彼にこれっぽっちも渡す気がないし、管理させる気もないだろう、しかし自分の為に使おうと貯金していると鑑定しました。

土星は逆行しており外惑星であり火のサインに入っており、7室サインはフィクスドであるため、奥様は口やかましいタイプであり、男勝りのスピリットを持ち、節を曲げない誰の指図も受けない気概が感じられます。
(これは確認しました)

最後に、太陽は木星とセクスタイルを取り、木星は10室に入っていますので私は彼に告げました。優秀な法律家もしくは廷臣がご夫婦の間に起こる紛争を上手くとりなしてくれるだろうと。
また彼の象徴である太陽と奥様の象徴である土星の両方が、アプライのトラインを作っているため、両者も関係修復を望んでいると考えます。私はこの件に関し土星とスクエアを取っている水星を除いて、大した障害はないだろうと観ました、がこの水星は確かに曲者です。

私は水星は一般的に弁護士、法律家、著述業などを表すと書きましたが、2室のロードでもありますので、質問者は要求されたお金の額に同意も納得もしていない、もしくは質問者のふところがさみしい為、訴訟を起こすだけの資金がないことを表しています。
また水星は11室のロードでもあり、友人の振りをして近づく人物が奥様の(仲直りしようとする)意志を押しとどめようとする、もしくは対立を更に煽ろうとしたでしょう、それは奥様に付く弁護士の場合もあります。
更に11室は7室から5番目なので、妻の子供は絶交状態を続かせる原因となるだろう。
{私は全ての点において真実を証明できると信じます。しかしながらこれはご夫婦間の調和や一致を乱している根本原因もしくは問題を見つける為の手法です}

10室のレディ金星は、8室・すなわち奥様の財産を意味する室のロード木星のディスポジター。奥様は自分の財産を、位の高い貴族に預けたでしょう。
(それはコベントリーの王様だった)

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感想ノート

ここでもアセンダントロードを用いた方法が紹介されています。太陽は牡羊に入ったばかりで、現サイン内での過去のアスペクトがありません。よってリリーはその前のサイン、魚を移動してきた太陽がどの惑星とどういうアスペクトを通過してきたかを見ることで、質問者の過去に起きた出来事を推理しています。

凶星火星とのコンジャンクションは土地や財産問題の発生を、土星とのスクエアは奥さんとの諍いを、最後に吉星木星とのセキスタイルはトラブル解決の助っ人出現を、過去に起きた主要な出来事としてそれぞれ語っています。

更に土星をスクエア通過した水星から、質問者と奥さんとの和解に障害となっている諸問題を語っています。

過去に起きた出来事は、過去に作られたアスペクトから解読する、この基本がよく出ている解説だと思います。