Chap.1 Christian Astrology P135〜
質問者から提出されたこれらの質問に関する占星術的判断
訳 : ほ う じ 茶

チャート出力 StarGazer for Windows by Delphi

ホラリーチャート 1632.3.14 PM2:15 おそらくロンドン
Jupiter day Mars hour ASC Leo23.27 MC Taur10.00


1, 彼は長生きできる?できない?
2, 彼はどこに住んだら開運できる?
3, 人生において最高の時期は?
4, 過去、彼の身に起こった出来事
5, 未来に彼の身に起こるであろう出来事は?
6, 具体的な時期を見るには


その6「具体的な時期を見るには」

この質問では、まず私は月と木星トラインの使用を主に考えてみました。このアスペクトは完成まで残り3degr.の距離ですので、私は質問日から暫くの間、もしくは3年間は楽しく暮らせるだろうと答えました。

2つめに、アセンダントのロード太陽が牡羊サインを動いていく事に着目しました。太陽は残り26degr近くをどの星とも何の悪いアスペクトも取らずに駆け抜け、牡牛サインに入ります。よって私はこの占断の基本は1degr.=1ヶ月だろうと考えました。これを基本に彼に伝えました。向こう26ヶ月間は、もしくは2年後とちょっとの間は、私は彼が行く先ざきで気ままに暮らせるだろうと鑑定しました。

最後に、月と火星がちゃんとしたオポジションを取るのに必要な度数を見てみました。

Longitude of Mars2840
oftheMoon2118
Difference722


その差は7degr.22minとなります。これを時間に割り振るなら、単位は「年」ではないと言えるのです、なぜなら象徴星はコモンサインにあってフィクスドではないからです。また「月」でもないようです。なぜならサインはより多少を意味するものだからです。よって両者の中間を取るのが妥当でしょう。この見方によって定められた時間は、月が火星に作る凶座相オポジションが影響を及ぼす前、質問を受けた時間より約3年と9ヶ月(Quarter=4分の1。色んな基本での4分の1が想定されるがこの場合は1年の1/4で3ヶ月の3Quarterなので9ヶ月)の間となります。
しかしこの話は一般的なものなのでやはり1年につき1度と考えるべきなのでしょう。

その前後より、彼は彼の身と財産の両面においてかなり厳しい状況に置かれました。その時から、この本が出版されるまでの間、彼は禍福混合の時期を過ごしましたが、今はあまり思わしくない境遇にあります。

しかし太陽はこのチャート内で強まっているので、彼はあらゆる類の艱難辛苦を乗り越えどうにか暮らし、不幸な分裂の時代においても、皇帝陛下直属の名誉ある職務に就きました。
しかし月と火星がオポジションでは民衆からの抗議・非難から逃れられなかったし、ツキにも恵まれず、大きな指揮権を持っていながらめざましい成果を上げられませんでした。その後も、彼は今も議会の宣告により、英国内において終生、幸せのほとんどを剥奪されております。ある程度ではあるけれども、4室ロードである火星とオポジションを作る月によってこれらは予測されます。すなわち物事全ての終わりを。

私達は、国王を含む個人のネイタル鑑定や、特定の問題のみにスポットを当てるホラリー質問よりも、一国のマンデン鑑定により効力を発揮するこれら占星術の知識と摂理に感謝し、賞賛しなくてはなりません。

占断のほんの小さな部分では既に外しています。やや盛り沢山な内容をここでは扱ってきましたが、それは若い生徒さん達に有益でしょう。
そしてもし私の読み方が古くからの一般ルールから逸脱したものなら、厳しい読者はあなたが信奉する原理原則を固持している間は、私を大目に見ていただきたい。私の話はまさに先達の残してくれた書物の中から生まれたものであり、メソッドとして集大成したものであることを、ぜひ知っておいてください。

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感想ノート

ここでは具体的な時期設定について説明しています。興味深いのは月が作る2つのアスペクトの距離から、時期を割り出すのに若干の違いが生じているという事です。最初の木星とのアスペクトはその距離3度という事で、この1度に「年」という単位を当てはめ、3年と答えています。
しかし次の火星とのオポジションでは、ここでの1度は年でも月単位でもなく、その中間(つまり半年か)ではないかと推測しています。しかし最後に思い返したかのように、特殊な質問でもないのでセオリー通りやはり1度は1年だろうと述べている所が興味深く感じます。

質問者の現状を月のラストアスペクトで語っている所が面白いです。4室ロード火星との対峙と、9室で輝く太陽は質問者が自国に帰れなくなる、むしろ帰らないほうがいい事情を語っているようです。

最後の方の文章はすみません、あまり自信がないので多くは語れません。おそらく占星術の技法はホラリーやネイタルよりもマンデンの方により親和するという事を言いたかったのだろうと思いますが、これも保留にさせてください。