月記 バックナンバー


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的を得る  2002/7/3 Wed.
「的を得る」というのは、実は誤用で、本来は「的を射る」だそうな。
ずいぶん前に、誰だったかに指摘されて知ってはいたけれど、ATOK12だと(設定によっては)注意を出してくれたりする。

さて、私の言いたいことは何でしょう?(笑)

でも、実際の所、「的を得る」とか「的を得た答え」と書く人は多いわけだし、それで意味が通じてしまっている現実もあります。
「助長」なんて言葉も、早く成長させようと稲(だっけ?)を引っ張って伸ばしたら枯れちゃったって話から、助けるなんて意味ではなくて、余計なことをするような意味が本来。だけど、こっちはそれこそ、助けて伸ばすくらいの意味に使われることがほとんどだと。

言葉の世界と、占星術の世界を一緒に論じてはいけないのか?
さて、どうでしょう?

占星術がなぜあたるのか? いや、あたっているかはずれているかなんて、正確なデータが取れるとも思わないけれど、実際、「あたっている」という感覚はある。これは統計でも何でもなく、まさに、感じるということで。
ま、それは、おいといて。

もし、占星術があたるとしても、重力など物理的な「力」が個人に及ぼしていると言うのは、あまりにナンセンスだと思う。ビームのような光線でもない。いや、それを信じる人がいるなら、それを否定する気もないし、「違う」という絶対の根拠など示せないのだから。

とはいえ、なにやら心理的な、「認識」だとか、シンクロなんとかが働いていると言われると、実は、それが一番シックリきてしまう。ここで自分が「心理占星術」について語ってしまうほど身の程知らずでもない。(笑)
まだまだ懐疑的な気持ちを捨て去れないけれど、一番納得できてしまう説明をされると、とりあえず、そうなのかな、とは思ってしまう。

だとしたら、今の人たちが感じていること、思っていること、それを無謀にも「占星術の手法」に置き換えたら…。今の怪しげな(と、あえて言おう…)占星術のほうが、みんなに認知されて、そういった力が働いていたりしないんだろうか?

でも、昔の占星術はとっても興味を持って取り組める、今の自分からみたら、一番輝いているものというのも事実だったりする。(実は、心理嫌い…)

占星術が出来ていく過程で、日食とかの記録はあるとしても、それと何か現象を結びつける「統計」を取ったなんて記録はみあたらないようだし(どこかから出てくる可能性がゼロとは言えないけれど…)、統計という考え方はそういう古い時代からあるものではないらしい。
それこそ、占星術は「神様の知恵」だの、森羅万象に通じている異星人の遺産だのと言われたほうがしっくりきちゃうのかな。

そのあたりがよくわからなくても、あたるとは思うし、楽しいとは思うから、いいだんけどね。今のままで。


どの世界にもありがち  2002/7/9 Tue.
たとえば、こんな対応。


え? ウィルス感染したの? なにつかってんのさ? あぁ、Outlookね。
なんかよくわからないけれど、感染しやすいからやめたほうがいいらしいよ、Outlookって。ほかにも、Becky! とか Al-Mail とか、たくさんあるじゃん。色々使ってみるのが一番だよ。HTMLメールにだって、表現力が上がるっていい面もあるし。Microsoft だって、これだけみんなが使っている製品なんだから、いいところがあるんだよ。まぁ、いいんじゃないかな、自分が使いやすいので。ウィルスには、気をつけるようにするってこと。



え? ウィルス感染したの? なにつかってんのさ? あぁ、Outlook。
まだそんなMicrosoft製品を使ってんのか! さっさとやめろ。あんないい加減なメーカーのいい加減なソフトが世界に蔓延しているなんて許せない。なにより、あの会社は、RFCという唯一無二の素晴らしい「ネットでは守らなければならないこと」を無視する。そんなところが、まともなことをできるわけがない。そうだ、Al-Mailがいい。これはいきなりHTMLをプレビューしたりしないし、ヘッダはちゃんと見えるし。今すぐ、Al-Mailにしなさい。それしかない。さぁ、早く!
なぜ、HTMLメールがいけないのか? そんなこと、聞くまでもない。トラフィックを増大させる無駄なモノをつけて、さらに、ウィルスの温床じゃないか。え? そんなの、どこで決まっている? 何を言う! みんな、RFCを守るという原点に返るべきなんだ!
まったく、ウィルスに感染するなんて、そんなんだったら、ネットにつなぐな! わからないんだったら、俺の言うことを聞けば守ってやる。どうだ? 言うことを聞くか? じゃぁ、すぐにOutlookは捨てろ。



え? ウィルス感染したの? メーラーには何をお使いですか? あぁ、Outlookですか。
そうですね、Outlookは、Microsoft製品ですから、安心できる気持ちはよくわかります。でも、そこには、寄らば大樹の陰というあなたの弱い気持ちが映し出された選択ではありませんか? 他の製品はわかりにくい、そうですか、なぜでしょう? あぁ、あなた、以前にフリーソフトを入れてWindowsがおかしくなって再インストールするハメになったことがあるんですね。その時の記憶が、標準的なものを選んでしまう原因のひとつなのでしょう。では、ゆっくりと、ひとつずつ、Microsoft製品でないソフトウェアに慣れて行きましょう。急ぐことはありません。嫌なら、やめてもいいんですよ。そう、少しずつ。あなたの中にある苦手意識を克服していくことで、楽しいインターネット・ライフを満喫していきましょうよ!


もうひとつ、忘れていたから、追加ね。(笑)
これは、立場が逆。

え? ウィルス感染したの? メーラーには何をお使いですか? あぁ、Outlookですか。
ウィルス対策は、大切です。「私は素人だから、よくわからない」ですか? そういっても、コンピュータを使っているんだから、しっかりしなくちゃ。「私だって感染したくてしたんじゃないし、被害者なのに」って、でも、加害者にもなっちゃうんですよ。
だって、あなた、仕事でメールを使っているんでしょう? だったら、それなりのことはしなくちゃ。


ぜひ、見て欲しい月  2002/7/9 Tue.
7月11日の、18時59分が日没(東京)だ。
同じく、月没は19時55分。

15度弱、離れていることになる。

この日、大切な飲み会が入ってしまい、どうしても抜けられない。
みれる人は、是非、月を見て欲しい。

月は太陽から約8度くらい離れれば、肉眼で確認できるらしい。
つまり、combust を過ぎれば、目視できる。

だから、実際に見て、11日に月が目で確認できたら、
「under the sun beamsの中でも月は見える」ことになる。
どうなるって程のことじゃないけれど、占星術における「視覚」の影響というのを考えていく上で「論理的に見えるはず」と「やっぱり見えた」では、真実味が出てくる。(笑)



月は  2002/7/14 Sun.
結局、自分でも見るチャンスがなかった。
まいったなぁ。

また、次のチャンスを狙おう。


またもやウィルス  2002/7/17 Wed.
新しいウィルスが猛威を振るいだした。
感染し出すと自身をばらまくから、まぁ、新月頃になにかのきっかけがあって、大三嘱したっぽい。うちにもいきなり数件来た。

実は、友人・知人関係にはおととい警告メールを出したばかり。パソコン買いに行くから付き合ってくれ、買ったからセットアップしてくれ、おかしな事になったから助けてくれ、ウィルスに感染しちゃったっぽい、こんな連絡が月に1〜2件はくる。多いときは毎週2件くらい電話サポートなんて時もあったっけか。だから、周囲に危険を知らせることは、自分の負荷軽減になる。(笑)

これはヤバイと思ったんだけど、思った理由は占星術じゃなくて、コンピュータ関係に親しんでいることからくる直感。とはいえなぁ、まぁ、新月直後だったから、ここでどかんときたらヤバイという見方もできたんだろう。


ウィルスは  2002/7/26 Fri.
あっさり終息傾向にあるっぽい。

あちこちに出していた自分のメールアドレスを減らしてしまっただけに、データを取るのは無理かなぁ。

すっごく、感覚的な話。日本の狭い範囲を見ている限り、占星術の流れが少しずつ変わっているような印象を受ける。今までの古典系がパワーアップして、心理系が押され気味に見えた状況から、心理系が再度息吹を吹き返してきたような。
単純に「古典に飽きてきた」人がいるとか、「古典が珍しいものではなくなってきた」というべきか。
見ている世界が狭いだけに、これが日本全国的な潮流になるか(なのか)は、不明。

でもねぇ、どれがよくて、どれがだめって問題ではないと思う。

とはいえ、たぶん、古典的なのもは、どんどん俗化されて、せっかく「発掘」した「古くて新しい占星術」が、それを大切にする人からすると「汚される」とか「薄められる」ような方向に進んでいくように感じている。(それが、いいのか、悪いのか、という論争は別。)

それぞれの人の感じるモノ、考えるモノがあるはず。勢いとか、タイミングって、重要なのよねぇ。


酒飲みAstrologer  2002/7/28 Sun.
金曜日は朝日カルチャーセンターの鏡さんの講座、「入門・心理占星術」に。
その後は数名で食事だった。某Qさんと色々語る。

翌日は、例によってQさんを囲む会状態。(笑) 二次会はちょっと人数が減って、Qさんの他には、Aさん、Kさんの4人構成。

いわゆる、心理的な占星術の導入部分を金曜日に聞いて、土曜日(と金曜の夜)は古くて新しい占星術の話や、占星術の変遷の歴史やら昔の文化的な側面やテクニカルな話を聞けた。

流行りといってはなんだけど、最近、ハウス分割で whole sign ( 偉大なStarGazerではASC Signで出せる)を使う人が増えてきているようだ。サイン・イングレスとハウス・イングレスが一緒になる。アスペクトはサインとサインの親和性(だけど、コンジャンクションはアスペクトでなくて、コンジャンクションだけはオーブを考えるなんて話も出たっけか)であることからしても、確かに、調和があると思う。その場の偉大なる先達の方々の話によると、古代ではそうであっただろうとのこと。
色々と興味深い話が続出して、とても楽しい時間だった。

ある意味、金曜日には「占星術の世界と、ユング占星術の世界の構造が、とても似ている」という話に頷き、土曜には「新しい発明を使わなくても、太古の昔からある占星術の中にも十分にして重要なものがある」という話に納得。

どっちなんだ?(笑) というのは冗談。
たとえば、競馬だって占星術と似た図式がある。血統、実績、斤量、調教、騎手、コース、天候、シーズン、フレッシュさなどなど。検討する人もいれば、名前で買う人もいる。レースの回数や出目やサインといい出す人もいる。しっかり考えても当たらない時は当たらないし、誕生日で買っても当たる時は当たる。
結局、何を信じるかという話になってしまいそうだ。どこからが新しい占星術で、どこまでが新しくない(昔からある)占星術か? という疑問。トレミーだマニリウスだと言う時代でも、「新しい占星術」と「古い占星術」があったんだろうか。
占星術は人が作り上げていったものなのか? そうだとするなら、今この瞬間に、占星術が存在しなくて、ゼロから作っていくとしたらかったら、今から作り上げる占星術は、今存在する占星術と同じものができるのだろうか? なんてことを考えてしまう。たとえば、「時代的な要素」とか「科学の知識」なんてものの影響も含めて、同じモノができるんだろうか?

もうひとつ、最近感じつつあること。
古くて新しい占星術に対して、それを聞くと興味を持つ人が、以前より減っている点。興味を持つ人が減っているというより、興味を持つような人は既に興味を持ってしまっているから、聞いても興味を持たない人が多く残った、という感じなんだろうか。心理と古典というとすぐに「朝まで討論」になるようなイメージがあるけれど(いや、占いってものがそもそもそういうもの)、最近は微妙に和解が成立しつつあるというか、競馬で言うなら芝のレースとダートのレースという雰囲気で…。難しいから以下自粛。(笑) 自粛しつつも、古典に対するアレルギー的な反応をする人がいるような気も…。それはコンプレックスなんだろうか? とも感じている。古くて新しい占星術と、心理的な占星術の融合という動きも出てくるとは思うけれど、それは異質のモノをくっつける、別の神様を信じている人をひとつにする、なんて感じでまだまだ難しそうな気も。とはいえ、競馬に戻ると(笑)、芝とダートの競馬は別世界のように思われていたのに、アグネスデジタルやクロフネ、もう少し前ではエルコンドルパサーは、芝もダートもきっちりばっちりこなしてしまった。
古くて新しい占星術は、以前よりも静かな流れになったようにも思う。土曜日ご一緒したKさんとは別の(Astrologer.JPにいる)Kさんは、今でもとても熱いと思うけれど。日本語で接することが難しい世界だけに、与えている影響は多大。

ちなみに、とか言いつつも、怪しげな世界が、一番楽しい。(笑)


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Akiary v.0.42