月記 バックナンバー


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「詳述 占星術概論」 創刊号 を読んで  2005/6/22 Wed.
Kuni. さんの、「詳説 占星術概論 創刊号」を読ませて頂いた。

ちょっと物足りない感がある。多分、「基本的なこと」の位置づけが違うんだろう。

基本って、なにか。この星はこういう星で、こういう作用をして、この星座はこういう意味です。そんな風に書いてある本で占星術の世界に入ってきた人間としては、「あてはめていけば占いができる」ことを「基本」と考えてしまう。
これはいい意味でも、そういう「杓子定規な『法則』を集めていっても、占いにはならないんだよ」ということを再確認する意味になった。

また、基本というか、占星術に対する根底の部分の「ものの見方」が、Kuni.さんとは違う。そんなことは以前からわかっていて、だからといって、Kuni.さんが間違っているとも思わないし、スタンスが違うとは言っても拒否するわけでもないし、曲げさせようとも思わなければ自分を曲げて話を合わせようとも思わない。Kuni.さんは、とても純粋に占星術を愛して、占星術に接して、そのポテンシャルを引き出そうとしている。尊敬できる。この自分の中途半端に冷めた感覚とは違う、というだけだ。
ただ、これからKuni.さんの占星術に触れてみようと思う人は、まず、導入として、こういう「Kuni.さんはどういう風に占星術を考え、接しているか」というのを理解(受け入れる、ではなくて、知る、という意味)しておいたほうがいいと思う。

ここでの物足りなさは、「これは知ってるよ」ということだから。
Kuni.さんの占星術に触れるなら、まずは、ここから触れておいたほうがいい。そうでないと「なぜ、この部分をこんなに情熱的に訴えるんだろうか?」と感じたり、「その考え方は違うと思う」と言いたくなるところがあると思う。しかし、それは「端的にその部分だけ見るから」Kuni.さんの主張の全貌がわからないんだろう。
創刊号の前半部分は、導入であると同時に、Kuni.Kawachi入門、Kuni.さんのオリエンテーションという感じなのかも知れない。



後半部分は古典占星術の基礎的なことの説明(多分、このあと少しずつ続けていくんだろう…)があり、最後にチャートを読んだ実例がひとつ。最近流行の、「創刊号はバインダー付き!」ってヤツのように、集めていったら占星術の分厚い本ができるんだろう。(ちなみに、創刊号だけど、バインダーはついてなかった。)

エッセンシャルディングニティに付いて、そして、サインについて触れられている。「古典」と言われる占星術の導入部分としては、「あれ? 今までこんなことがあるとは知らなかった」と感じる人も多いだろう。詳しく書かれてはいないけれど、わかりやすい。



「占星術概論」の頃、それ以前から比べると、かなりマイルドになったなぁとは思う。(笑) もっとも、自分が関わったことで、「占星術概論」はマイルドにしすぎてしまったのではないかという思いがある。ある意味、Kuni.さんとしては今のほうがのびのび書けているんだろうか? (その割には、以前よりずいぶんマイルドだよなぁ。(笑))
これは「読みやすい」という意味にもなると思う。

この小冊子で出していくスタイルはおもしろいだろう。Kuni.さんの師匠にあたる、ジョン・フローリー氏も「THE ASTROLOGER'S APPRENTICE」という小冊子を刊行しているので、それと似たスタイルになるんだろうか? 特定のテーマについて書いたり、エッセイ風のものを書いたり。
(私は「THE ASTROLOGER'S APPRENTICE」は、同じくフローリー氏のお弟子さんで、純粋に氏の占星術を受け継ぎ、日本での本の販売=実は全然利益を生む行為ではなく師匠の占星術を広める活動をしているスギムラヨウコさんを通じて入手させて頂いた。英語だからほとんど読めていなかったりするんだけれど…。)

これから続いていく号がどうなるのかは聞いていない。毎号で特定テーマを掘り下げた「研究発表」となるのか、最後まで辿りついた時には「ホロスコープが読めるようになる教科書」ができあがるのか…。
本を書くとか、メルマガを発行するとか、すさまじく負担の大きい活動で、なにより情熱が必要だと思う。そういう点で、Kuni.さんなら続けていけると思うので、今後も続けて読んでいきたい。楽しみが増えた感じだ。

(これはAstrologer.JPの「月記」と mixi の両方に掲載しています)


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Akiary v.0.42